渋谷工業<6340、株価 - チャート>が続急落。一時320円安の1517円まで売られ、東証1部値下がり率上位となっている。11日引け後、14年6月期第1四半期(13年7-9月)の連結決算を発表し、営業損益が赤字に転落したことを嫌気された。

第1四半期決算は、売上高は126億1700万円(前年同期比14.2%減)にとどまり、営業損益は3億4600万円の赤字(前年同期は1億6300万円の黒字)に転落し、最終赤字は5億9400万円(同3400万円の赤字)に拡大した。メカトロシステム事業で、半導体製造装置や切断加工機などは前年同期に比べ増加したものの、医療機器で納期にずれが生じたことから減少、プレス機も、大型設備案件の納入がなく、前年同期に比べ大きく減少した。また、農業用設備事業で、大型設備案件の納入がなかったことなども影響した。

14年6月期予想は、売上高850億円(前期比16.0%増)、営業利益48億5000万円(同39.5%増)、純利益29億8000万円(同71.4%増)を据え置いている。

午後2時2分時点の株価は、前日比125円安の1712円。