7日のロンドン株式市場は3日続落。市場関係者によると、ポンドが対ユーロで上昇したことで、輸出業者を圧迫するとの懸念が重しとなった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は44.47ポイント(0.66%)安の6697.22。独クセトラDAX指数<.DAX>が最高値をつけるなど、堅調な他の欧州市場をアンダーパフォームした。
FT100種はECBの利下げ決定直後は値を上げていたが、利下げを受け売られたユーロに対しポンドが値を上げたことが嫌気され、マイナス圏に沈んだ。
ECBに先立ち、英中銀は政策金利の据え置きを決定。ポンドはこの日、対ユーロで10カ月ぶり高値をつけた。
セントラル・マーケッツ・インベストメント・マネジメントのトレーディング部門責任者、ダレン・コートニー・クック氏は「英国では、いずれ政策金利は引き上げられるとの見方から違った局面に入っており、投資家の多くは欧州株を買って英株を売った」と指摘した。
マクラーレン証券のマネジングディレクター、テリー・トリソン氏によると、ドル高が鉱山株の重しとなった。FTSE350鉱山株指数<.FTNMX1770>は1.3%安。