<7611> ハイデイ日高 2104 +7ハイデイ日高<7611>が持続的な成長路線に乗った要因としては、1994年における西武新宿駅前への出店(駅前繁華街一等地への出店)、2002年における「日高屋」業態の開発を挙げることができる。以降、同社は連続増収増益の記録を更新中だ。
主力業態である「日高屋」ではラーメン、餃子に加え、ニラレバ炒めなどの定食類を全店均一の高い品質かつ低価格で提供できる点に強みがある。また、飽きのこない味の追求に加え、アルコールやつまみ類なども取り扱っており、それらがリピート顧客の獲得につながっている点は既存店売上高の好調な推移に表れていると言えよう。
同社の全店均一の高い品質はセントラルキッチン(行田工場)によって支えられており、生産ラインは600店舗体制も視野に入れて増設されている。同時に機器等の入れ替えを行っており、効率化・迅速化の実現と共にさらなる品質の向上にも注目しておくべきであろう。
駅前繁華街一等地への出店は独自の業態感を作り出しており、この競争力の高さを背景に同業他社と比較して収益力の高さも目立つ格好となる。依然として出店余地も大きく、現状ペースでの出店が続けば、600店舗体制も実現できよう。