アステラス製薬<4503、株価 - チャート>が1日、自社株買いを発表した。

自社株買いは、取得上限530万株(自己株を除く発行済み株式数の1.17%)・300億円で、取得期間は11月5日から12月16日までとした。

同時に発表した13年9月中間期(4-9月)連結決算で、14年3月期の売上高と純利益予想を引き下げた。通期の売上高を1兆1700億円から1兆1550億円(前期比14.9%増)へ、純利益を1100億円から1000億円(同20.7%増)に減額。営業利益1700億円(同10.5%増)は据え置いた。売上高は、米州が期初予想を上回り、欧州、アジアは前回予想通りに着地するとみているが、国内市場が後発医薬品の影響を受け前回予想を下回るとみており、全体では伸び悩む。純利益は、研究体制の再編などに伴う事業再編費用や特許権などの減損損失を計上したことなどが響く。

中間期決算は、売上高5567億200万円(前年同期比16.7%増)、営業利益845億4300万円(同4.4%減)、純利益481億9500万円(同16.0%減)だった。

1日の終値は、前日比60円高の5520円。