関西電力<9503、株価 - チャート>が30日、13年9月中間期(4-9月)の連結決算と未定としていた14年3月期の売上高予想を発表した。
14年3月期の売上高予想は3兆3100億円(前期比15.8%増)とした。最近の需給状況などを踏まえ、売上高を算定しているが、損益に関しては、現時点で一定の前提を置いて業績想定することが困難として未定を継続した。
13年9月中間期決算は、売上高が1兆6114億4900万円(前年同期比14.6%増)となり、経常損益は315億6000万円の黒字(前年同期は1719億4700万円の赤字)、最終損益は150億8100万円の黒字(同1167億8500万円の赤字)に転換した。売上高は、販売電力量は減少したものの、電気料金の値上げや、燃料費調整単価の増加などで電灯電力料収入が増加。情報通信や生活アメニティーなどのその他事業の営業収益も増加した。支出面で、原子力発電所の利用率向上で火力燃料費の増加が抑制できたことや購入電力料の減少、工事の実施時期の繰り延べ、経営の効率化などで諸経費が減少したことが寄与した。
30日の終値は、前日比3円高の1268円。