コーヒーを飲む人は肝臓がんのリスクが40%低くなる
イタリアのミラノ大学の研究でコーヒーを飲む人は肝臓がんのリスクが40%低くなることが明らかになりました。
この研究では、3153の肝臓がんの症例を含む、1996年から2012年に報告された16の研究をもとに、肝臓がんとコーヒーの関連を調査しました。一日3杯のコーヒーを飲むと50%以上もリスクが軽減されるという結果も。
しかしながら、コーヒーが直接の原因かどうか、肝臓がん患者が発症後にコーヒーを飲む量を減らしたかはいまだ不明です。
「肝臓や消化器に問題のある患者はコーヒーを飲む量を減らすため、逆の可能性も否定できない。しかし、コーヒーが肝酵素や肝硬変の進行に影響を与え、がんの発症をおさえることが示されている。」とこの研究では報告されています。
この研究結果は専門誌に掲載され、これは2007年以来初めての肝臓がんとコーヒーのメタ分析だとしています。
コーヒーは前立腺がんや口腔がん、皮膚がん、子宮がんを予防するという過去の研究もありますが、なにごともほどほどにすることが重要、コーヒーの飲みすぎは55歳以下の人が死亡するリスクを高めるという研究もあります。
参考:Coffee Drinkers May Have Lower Liver Cancer Risk
http://www.huffingtonpost.com/2013/10/28/coffee-liver-cancer-hepatocellular-carcinoma-risk_n_4145016.html