富士電機<6504、株価 - チャート>が反発。野村証券では25日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は450円から500円に引き上げている。

24日に14年3月期連結業績見通しの上方修正を発表。パワー半導体の中間期上ブレ分だけを織り込んだ保守的な計画であり、同証券では計画を上回ると予想している。メガソーラー関連を中心に発電プラントの受注は14年3月期に前期比2.5倍増が見込まれ、今後の業績を押し上げようとコメント。構造改革の進展と電気・熱エネルギー技術革新に注力している点を評価し、15年3月期以降も年率10%超の利益成長が予想され、市場をアウトパフォームできると考えているという。

目標株価は、産業エレクトロニクスセクターの15年3月期基準妥当PERレンジ13-16倍の上限近い16倍弱を採用し、500円に引き上げられている。

同証券では業績予想を上方修正、連結営業利益について、14年3月期310億円(前期比40.9%増、従来290億円、会社側計画は300億円)、15年3月期370億円(従来360億円)、16年3月期430億円(同420億円)と試算している。

28日の終値は、前週末比15円高の435円。