日立ハイテクノロジーズ<8036、株価 - チャート>が6日ぶりに反発。野村証券では25日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は2601円から2500円に引き下げている。
25日に13年9月中間期(4-9月)連結業績を発表。同証券の期待以上に半導体製造装置の需要は増加しており、科学医用システムの売上回復も速かったものの、危ぐしていたOLED製造装置の不振による収益への悪影響が同証券の想定を上回ったとコメントしている。
一方で、ファインテックの業績悪化と、半導体製造装置について設備投資が一部前倒し気味となっていることから業績予想を下方修正、あわせて目標株価も引き下げている。半導体の先端技術開発で恩恵を受ける企業の最有力候補であるという見方に変更はないことから、投資判断は「Buy」を継続するとしている。
同証券では連結営業利益について、14年3月期305億円(前期比60.9%増、従来309億円、会社側計画は280億円)、15年3月期419億円(従来450億円)、16年3月期550億円(同572億円)と試算している。
28日の終値は、前週末比172円高の2231円。