<6758> ソニー 1910 +59 買い優勢。クレディ・スイスでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォー ム」に格上げ、目標株価も1600円から2600円に引き上げている。テック業界全体で成 長ドライバーが不在となる中、独自要因のPS4投入やスマホの海外展開で、同社の トップラインの成長は可能と判断しているもよう。なお、上半期決算は下振れが想定 され、決算発表後の買いを推奨としている。 <5214> 日本電気硝子 496 +29 買い先行。先週末に上半期の決算を発表している。営業利益は104億円で前年同期比 38%減、従来予想レンジの範囲内での着地となった。一方、通期営業利益は150-210 億円の従来予想レンジから190-220億円のレンジに上方修正。市場予想は160億円レベ ルであったため、上方修正は想定外との見方になっているようだ。ただ、モルガンで は、高水準の在庫が懸念され、素直に営業利益を評価できずとの見解。 <6967> 新光電工 891 -81 売り優勢。先週末に業績上方修正を発表、営業利益は従来予想の19億円から86億円 に、通期では63億円から86億円に増額修正している。上半期は大幅上方修正の格好だ が、もともと為替の前提が保守的であったため、上方修正値は市場想定の範囲内と捉 えられる。一方、下半期は実質的に下方修正、営業利益は44億円からゼロに変更して いる。下半期の事業環境の悪化が改めて意識される状況に。なお、通期予想の市場コ ンセンサスは150億円程度であったとみられる。 <5915> 駒井ハルテク 280 +36 急伸。週末には、政府が風力発電の育成に乗り出すと報じられている。固定価格買取 制度における風力の価格を来年度に引き上げるもようだ。風力発電施設の拡大が想定 されることで、関連の材料株として関心が向かう格好のようだ。また、直近では横河 ブリッジが収益予想を上方修正、橋梁株には業績上振れ期待なども高まりやすい状況 にある。 <1822> 大豊建設 439 +80 急伸。商いの盛り上がった9月17日の高値を更新、上値余地の広がる状況となってい る。新規の材料は観測されていないものの、週末には個人投資家向けセミナーなども 多く開催されているが、リニア向けトンネル工事の需要拡大など国策関連として取り 上げられるケースが多いもようであり、短期資金の注目度が一段と高まる状況と観測 される。熊谷組なども同様な流れから強い動きを継続のようだ。 <6641> 日新電 572 +68 急伸。先週末に発表した収益予想の上方修正がポジティブなインパクトにつながる。 営業利益は従来予想の15億円から31.4億円、前年同期比2.5倍の水準に、通期では80 億円から90億円、前期比27%増に上方修正している。原価低減や固定費の圧縮、FP D製造用イオン注入装置の売上前倒しなどが背景と。第1四半期が前年同期比で大幅 な損益悪化となっていたことから、上方修正には意外感も強いようだ。