24日のロンドン株式市場は反発し5カ月ぶり高値で終了した。堅調な決算で医薬品シャイアが上昇したほか、前日売られていた金融株に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は38.70ポイント(0.58%)高の6713.18。5月以来初めて6700を超えて引けた。
GFTのテクニカル・アナリスト、Fawad Razaqzada氏によると、6700を超える終値は相場の上向きトレンドが非常に強いことを示しており、同水準が今後支持線となって一段と上昇する可能性がある。
シャイア<SHP.L>が9.3%高と急伸。第3・四半期決算が堅調となり、通年利益の伸び率見通しを引き上げた。
銀行や保険、資産運用会社など金融株が値を上げた。アバディーン・アセット・マネジメント<ADN.L>は5.8%高。ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>傘下のスコティッシュ・ウィドウズ・インベストメント・パートナーシップ(SWIP)を買収する方向でロイズと交渉していることを明らかにした。
ロイズも2.8%上昇した。
銀行株<.FTNMX8350>は0.8%高。銀行株は前日、欧州中央銀行(ECB)が厳しいストレステスト(健全性審査)を実施する方針を示したことを受けて売られていた。
鉱山株<.FTNMX1770>が0.7%値上がりした。10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が7カ月ぶり高水準となったことに支援された。