<8154> 加賀電子 998 +150 ストップ高比例配分。前日に発表した業績予想の上方修正が買い材料になっている。 上半期営業利益は1億円から19億円に、通期では18億円から36億円にそれぞれ増額修 正へ。国内における電子部品、国内外におけるEMSビジネスなどの取引が想定より も好調に推移していることが背景。上方修正幅の大きさがサプライズにつながる格好 へ。 <6391> 加地テック 388 +10 商い伴い反発。トヨタ<7203>やホンダ<7267>が2015年に水素を燃料に使う燃料電池車 の市販を開始するなど、「水素社会」の到来が近づいてきたとの特集記事が一部で掲 載されている。これを受けて、水素関連の一角として関心が向かう状況にもなってい るようだ。同社は、燃料電池自動車用の燃料充填所向け水素ガスコンプレッサなどを 製品化している。 <1801> 大成建設 510 +17 切り返す。上半期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の110億円から217億 円、前年同期比38%増に増額修正している。第1四半期は36.3億円で同33%減益だっ たため、大幅な上方修正にはインパクト。手持工事の利益率好転などが業績上振れの 背景に。建設セクターにとっては、労務費の上昇などコスト増懸念が強まっていた が、こうした過度な警戒感は後退する格好にも。 <5214> 日電硝子 468 -5 朝方は買いが優勢。米コーニングが決算速報を発表、株価は約20%の急騰となってお り、刺激材料につながっているようだ。コーニングの決算は、7-9月期は想定線とな り、10-12月期は光ファイバ需要の減速を言及しているもよう。ただ、20億ドルの自 社株買い発表が好感されたほか、サムソンディスプレイとの合弁の株式を取得するこ とで、今後のEPS増加につながるとの見方にもなり、株価の上昇につながったよう だ。 <8035> 東京エレク 5560 0 後場は買い先行となったものの、伸び悩む展開になっている。前引け後に業績予想を 上方修正、上半期営業損益は65億円の赤字から18億円の赤字に、通期営業利益は従来 の180億円から300億円に上方修正している。通期予想の市場コンセンサスは215億円 程度であり、想定も大きく上振れる格好に。ただ、米アプライドと経営統合を予定、 統合比率も決定しており、アプライド<3020>の株価からは大きく乖離はしにくいと も。