(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6695.66(+41.46)
前営業日終値 6654.20(+31.62)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 8947.46(+80.24)
前営業日終値 8867.22(+2.12)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4295.43(+18.51)
前営業日終値 4276.92(‐9.11)
<ロンドン株式市場> 9営業日続伸し、5月下旬以来の高値で引けた。9月の米雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大きく下回ったことで米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小開始が遅れるとの見方が高まった。また一連の好決算も相場を押し上げた。
9月の雇用統計がすでに景気失速の兆候を示す内容となったことに加え、10月分は政府機関閉鎖によるマイナスの影響が及ぶとみられることから、FRBの緩和縮小開始は来年以降との見方が強まっている。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は41.46ポイント(0.62%)高の6695.66。
日用品大テレキット・ベンキーザー<RB.L>は5.2%急伸。同社は第3・四半期の売上高が好調で、通年見通しを引き上げた。先進国市場の回復が新興国市場の低迷を一部補ったとしている。
決算を好感し自動車・航空機部品製造のGKN<GKN.L>も1.7%高。軍事需要の低迷を民間航空の伸びが相殺したとしている。
資源大手BHPビリトン<BLT.L>は4.1%値を上げた。2014年度の鉄鉱石生産目標を従来の2億0700万トンから2億1200万トンに引き上げたことが追い風となった。
<欧州株式市場> FTSEユーロファースト300種指数が連日5年ぶり高値を更新。米雇用統計が予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小を遅らせるとの観測が強まった。
堅調な欧州企業決算も追い風となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.97ポイント(0.54%)高の1288.06。2008年6月以来の高値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.12ポイント(0.57%)高の3045.77。
米労働省が22日に発表した9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が14万8000人増にとどまり、市場予想の18万人増を大きく下回った。
市場関係者は、財政協議をめぐる米議会の混乱以前から米労働市場は既に軟調になっていた可能性があるとの見方を示した。
一方で、9月の雇用統計はFRBが量的緩和縮小を来年まで先送りするとの見方を支える結果となった。
個別ではスウェーデンのスウェドバンク<SWEDa.ST>が3.6%高。第3・四半期の営業利益が予想を上回ったことを好感した。
英日用品レキット・ベンキーザー<RB.L>も5.2%急伸。第3・四半期決算が増収となったほか、売り上げの低迷する医薬品部門について選択肢を検討していると明らかにしたことが支援した。