抗酸化物質は緑茶の137倍!イギリスで流行中の抹茶―評判と意外な使い方「運動前に効果的!」

イギリスと言えば紅茶。しかし、2009年ごろより抹茶の消費量と認知度が急速に上がっているそうです。人気の理由と、どうやって飲んで/食べているのか、評判をご紹介します。

日本が世界に誇る「抹茶」。某コーヒーチェーンの「グリーンティーラテ」は、日本だけでなく世界中で人気です。伝統的に「紅茶」文化をもつイギリスでも、味わい、色、そして栄養価が評価され、ここ最近は人気が定着してきました。

英大手紅茶商「Tea Pigs」の抹茶の売り上げは、販売を開始した2009年に比べて約10倍にまで拡大しています。イギリスの他の輸入業者や食品メーカーも、最近になりこぞって取り扱いを始めているようです。日本人からするとなじみ深い味ですが、イギリス人にはどのように受け入れられているのでしょうか?

鮮やかなグリーンや、ほろ苦さとクリーミーさを併せ持った味わいもさることながら、やはり健康効果への注目度が高いようです。抹茶に含まれる抗酸化物質(ポリフェノール)の量は、緑茶の137倍。カフェインも多く含まれているので、「午前中の運動の前に、ココナッツウォーターに混ぜて飲むと効果的」(英健康プロジェクトHEMSLEY + HEMSLEY)なんだとか。日本と同様に、「抹茶塩」や「抹茶ティラミス」といった使い方も紹介されています。

SOAS東洋アフリカ研究学院(ロンドン)のアンドリュー・ガーストル教授も、「空腹時に飲むと頭をスッキリさせ、エネルギーを与えてくれます。日々の生活に取り入れれば、心を落ち着け安らぎを与えてくれます」と太鼓判を押します。

ところで抹茶と言えば「茶道(Teaism)」ですが、これが理解されるのはちょっと難しいのかもしれませんね。岡倉天心はNYで『The Book of Tea』(英語)を発表していますが、英「テレグラフ」誌では「茶道がどのように’adoration of the beautiful’(美を礼賛)しているのかについては記載されていない」と紹介されています。こればかりは感覚ですからね・・・

いずれにしても、日本の食文化が広まるのはうれしいこと。私たち日本人も、お茶の文化を大切にしていきたいですね。

参考:A-Z of unusual ingredients: matcha
http://www.telegraph.co.uk/foodanddrink/foodanddrinkadvice/10380856/A-Z-of-unusual-ingredients-matcha.html