いつの間にか負担に?“かまって病”2つの症状■第20回:「彼がかまってくれない!」と文句ばかり嘆いてない?
「恋人が、友達とばかり会って、自分との時間を作ってくれない!」そんな不満を抱いている女性は多いものです。でも、原因は自分にあるかもしれませんよ?
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もしかして、“かまって病”ではありませんか?
子供おばさんの大半がかかっているのが、この“かまって病”です。
■“かまって病”の人が恋を壊す2つの症状
<症状1:子供おばさんは、自分のことばかりを話題の中心に持っていきがち>
もちろん、その内容が相手にとって楽しい内容であれば、話は弾むでしょう。ただ、大概そういうときは、「私ってこういう人なの」「自分を分かってほしい」「受け止めてほしい」といった“自分のため”の会話が多く、話を聞いている相手にとってはどうでも良い話題のため、退屈してしまいます。
そんな相手の様子に気が付かずに、会う度にそんな会話を繰り返すようになると、恋人は段々会うのが億劫になってくるのです。
<症状2:子供おばさんは、恋人が会う回数が減らしてくると、気を惹こうと愛情をはかる行為をしがち>
「他の男性にデートに誘われちゃった!」と、自分を放っておいたら他の人に行ってしまうよ?といったアピールをし始めることもあります。わざと嫉妬心をあおるようなことをされると、大概、人は面倒くさくなってきて、相手のことが苦手になってきます。そんな子供っぽい行為に、うんざりし始めるのです。
それがきっかけで、恋人がさらに2人の距離を空けようとすることもあるでしょう。
そんなとき、子供おばさんは、「付き合い始めは優しかったのに、優しくなくなった。彼が心変わりをした」と相手のせいにしてしまいます。
いえ、いえ、いえ、これらは全て、自分で恋を壊してしまっているのです!
“かまってアピール”をされると、むしろかまいたくなくなる人は、少なくありません。つまり、「私に注目して!」と言えば言うほど、相手はあなたに注目しなくなるのです。
結局、「私を受け止めて」という思いは、相手に対する愛情ではなく、自己愛に過ぎません。だから、人は、そういった自己愛を投げられれば投げられるほど、うんざりしてしまうのです。
■“かまってアピール”をしてしまう理由
では、どうして子供おばさんは、“かまってアピール”ばかりをしてしまうのでしょうか?
・寂しさを恋人の存在で埋めたいから。
・楽しみや幸せを自分で見出すことができず、恋人と過ごすことでしか得られないから。
など、色々な原因はありますが、根本的な原因は、
・人にかまってもらっているときにしか、自分の存在価値を実感できないから
というのがあるでしょう。だから、自分を受け止められようとして、アピールばかりしてしまうのです。
“かまって病”の人は、相手にかまってもらえれば、かまってもらえるほど、自分には魅力があり、それだけの価値がある人間なんだということを実感しようとします。だから、受け止めてくれる存在がいることで安心するのです。
大人女子は、“かまってアピール”をするよりも、むしろ相手がかまいたくなるような女性でいます。相手が受け止められる余裕がないときは、わざわざ自分のことをアピールしたりはしません。
逆に彼のことをよく受け止められるので、信頼されることが多く、結果、相手から「もっと君のことを知りたい」と興味を持たれるようになるのです。
どうして、大人女子はそんな人でいられるのでしょうか?
それは、基本、「自分のことは自分で受け止められている」からです。
自分の長所だけではなく、短所も含め、“ありのままの自分”を受け止め、信頼しているので、常に心は安定しています。だから、子供おばさんとは違って、わざわざ相手に受け止められることで安心しようとはしません。