長女タイプと甘えタイプ……恋に必要な2つの強さとは?
寄り添う幸せな時間も、ひとりの時間も、それぞれに大切なのです

 恋愛をするには「強さ」が必要です。

 自分の心を開いていく勇気を持つ、相手を信じて自分の想いを届ける、周囲に彼のことを批判されても動じないなど、いろいろな強さです。

 そのなかでも、しっかり者に必要な「人に甘える強さ」と、甘えん坊に必要な「ひとりで立つ強さ」の2つについてお話しします。

 矛盾しているように感じますが、この2つの強さは両方とも必要です。そして、みんな2つとも持っているはずです。大切なのは、バランスではないでしょうか。

■長女タイプには

 甘える人は、弱い人だと思い込んでいませんか? 実は、誰かに頼ったり甘えたりするためには「相手を信じる強さ」「心を開く強さ」が必要です。

 責任感の強い長女タイプは、甘えるのが苦手ですよね。でも、「頼ること」と「迷惑をかけること」は同じではありません。迷惑かどうかは、相手が決めることです。

 また、「ひとりで生きていける」と豪語する人がいますが、本当に心からそう思っていますか? もし「お前はひとりでも生きていける」なんてフラれた経験が気になっているのだとしたら、その彼は自分の弱さをごまかして「言い訳」をしているだけですよ。彼より強くて、彼より懐の深い男性を探せばいいのです。

 責任感の強い人は、すぐにジャッジする人でもありますので、「こんなことで頼っちゃいけない」なんて、ひとりで決めて、勝手に背負い込んで、自滅してしまうこともあると思います。仕事もそうですが、恋愛において、勝手な判断はタブーです。二人の関係を育むためには、「一人で決断」するより、「二人で相談」することが大切です。

 「頼る」ことは、相手を必要とすること。必要とされることって、うれしいことのはずですよね。それでも、なぜか頼れないのだとしたら、まだ相手を信じることができていないのかもしれません。相手にとっては寂しいことのはずですよ。少しずつでいいので、頼ってみませんか?

■甘え上手な人は

 次女や末っ子など甘え上手な人に必要なのは、ひとりで立つ強さです。甘え過ぎは、相手のワクワクとキラキラを奪うことになりかねません。

 人は、自分が心地よく生きていくためのスペースが必要です。「時間」と「空間」が必要なのです。

 いつもいっしょにいたい、ずっと自分のことだけ見ていてほしい。多くの女性の願望かもしれませんが、度が過ぎると、彼を小さく窮屈にさせてしまいます。大好きな彼は「自由」だからこそ輝いていたはずなのです。特に、男性は女性以上に、スペースが必要だと言われています。

 たとえば、木と木の間にはほどよい距離感があり、互いに根っこを張っています。しっかり大きな枝葉をつけるには、それに見合うだけの大きな根っこを張らなければならないのです。

 誰かと寄り添って生きるにも、まず自分がしっかり根っこを張ることが重要です。胡瓜やゴーヤのように「つる」を巻きつけて頼って生きようとすると長続きしませんし、相手を倒してしまうかもしれません。

 それぞれが、木のようにしっかり根を張って立つ。そうして初めて、寄り添い支え合うことができるのではないでしょうか。

■それぞれの「強さ」を育むレッスンとは?

 さて、今のあなたにはどちらの強さが必要ですか?