良くも悪くも、「涙は女の武器」なんて言われますね。一般的に女性が男性よりも泣く理由は、プロラクチンというホルモンの影響を大きく受けているからだそうです。
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私たち女性は嬉しい時も悲しい時も、時には感動した時でさえ涙を流します。何かが琴線に触れた時、感情のコントロールを失い、自然と涙が溢れてくるのかもしれませんね。
涙を流すことは体内浄化、いわゆるカタルシスが起き、ストレス解消にもなるというのは最近では周知の事実となっていますが、実は私たちの健康にも驚くべき効果があることが科学的に証明されているそうです。
イギリスのニュースサイトMail Online の記事によると、涙を流すことでアレルギーを減らしたり、慢性関節リウマチの痛みを緩和することまで出来るというのです。
また、身体に害を与えるストレスホルモンの蓄積を抑えたり、副交感神経の働きを助けるなど、涙は単純に“女の武器”を超え、病気とも戦える“武器”となり得るようです。
2006年の研究では、“泣くことが免疫システムの働きを助ける”ことが示唆されました。実験は、乳液で湿疹が出た患者とアレルギー患者、合わせて60人の被験者を対象に行いました。
被験者には映画『クレイマー・クレイマー』を見せ、メリル・ストリープの演技に涙を誘うクライマックスシーンを観る前と後に、彼らの皮膚に乳液を置いて反応を測りました。
その結果、涙を流していない被験者と比較して、涙を流した被験者は、映画鑑賞後、乳液に反応した皮膚刺激が低かったことが分かったのです。
また簡単に涙が流せる被験者は、痛みに対しても小さいという兆候があるそうです。
これらの結果を踏まえると、我慢して涙を堪えるよりも、感情に任せて涙を流してしまった方が肉体的にも精神的にも良いのかもしれませんね。
私たち“女の武器”である涙。これからも上手に扱っていきましょう!http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131018-00010005-biranger