遅刻は病気だった!―「慢性遅刻症」と認定された男性の話

遅刻癖のあるアナタ。なぜかいつも遅刻をしてしまうアナタ。アナタの「遅刻」も、実は病気だったのかもしれませんよ。

英国に住むジム・ダンバーさん57歳は、「今までの人生、遅刻ばかりしていた」と言うほどの遅刻常習犯。そんなジムさんは最近、医師から「慢性遅刻症」と診断されたそう。

ダンバーさんは、自分がどうしても定刻に到着できないことに幼いころから腹を立てていたと言います。学校や友達との約束事にも数時間遅れは当たり前で、両親や友人からは常に説教を受けて少年時代を過ごしていたのだとか。

過去にも、大切な友人のお葬式にも数時間遅れで到着し、自己嫌悪に陥ったことも度々あったそう。夜7時開始の映画に向けて朝11時から支度を始めても、映画館に到着するのは深夜過ぎ。そんな生活を長年過ごしてきたのだと言います。

そんな自分に嫌気が差したダンバーさんは、腕時計をつけるなど、ありとあらゆる方法を試してきたそうですが、どの方法も効果が見えず何度も落胆したそう。

周囲は「また言い訳している」「時間にルーズなのにも限度がある」「計画性がない」と言いたい放題だったそうで、ダンバーさんの人格に問題があるという見解ばかり。「慢性遅刻症」の診断を受けるまで、誰も真剣に取り合ってくれなかったそう。

今回の診断を受け、「これでようやく、僕のせいではないと認めてもらえるのでうれしく思います」と述べているダンバーさん。現在は英国で家族と仲良く暮らしているそうですが、「遅刻癖は病気として認められない」という専門家の意見も浮上しているそうなので、心休まらない毎日を送っているのかもしれません。

あなたの周りにも「いつも遅刻」が当たり前の友人はいませんか?もしかしたら「慢性遅刻症」かもしれませんよ!

参考:Chronic lateness: Man, 57 who’s always late is diagnosed with medical condition
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2402902/Chronic-lateness-Man-57-whos-late-diagnosed-medical-condition.html