コラーゲンやヒアルロン酸をはじめ、数多くの美容成分が化粧品に使われていますよね。みなさんはどの成分が入った化粧品を愛用していますか?
今回は、薬事法ドットコムマーケティング研究所による調査をもとに、人気の美容成分とその効果的な活用法をお伝えしたいと思います。
■もっとも効果がありそうな美容成分
同調査では、ヒアルロン酸、ビタミンC、コラーゲン、プラセンタ、セラミドの5つの美容成分についてのアンケートを行いました。
この5つの美容成分のうち、「もっとも効果がありそうだと思う美容成分は?」という問いでは、1位「コラーゲン」31.7%、2位「ヒアルロン酸」26.0%、3位「プラセンタ」22.7%、4位「ビタミンC」13.7%、5位「セラミド」6.0%という結果に。
コラーゲンは人の肌に存在し、ハリや弾力を保つ重要な役割を担っています。しかし、コラーゲンを肌に塗っても肌のコラーゲンを補うことはできません。なぜならコラーゲンは真皮と呼ばれる肌の深い層に存在していて、そこまで化粧品は浸透できないのです。
でも、安心してください。化粧品に配合されるコラーゲンには高い保湿効果があるので、肌をふっくらハリのある状態に整える効果は期待できますよ。
この調査ではセラミドが最下位になっていますが、肌にもともと存在し、肌のバリア機能や水分保持という重要な働きをしています。また、セラミドは化粧品が浸透できる範囲である角質層に存在しているので、化粧品で補うことが可能。
セラミドにはいくつか種類がありますが、年齢とともに特にセラミド3と6IIが減少するので、肌のエイジングが気になる方はこれらを補うとよいでしょう。
■飲むべき? 塗るべき?
「あなたが取り入れている塗るタイプ(コスメ)の美容成分は?」という質問では、 1位「ヒアルロン酸」17.7%、2位「セラミド」14.1% 、3位「コラーゲン」13.7%という結果に対し、「あなたが取り入れている飲むタイプ(サプリ)の美容成分は?」という質問では、1位「コラーゲン」28.5%、2位「ビタミンC」28.1%、3位「ヒアルロン酸」9.7%という結果になりました。ここで疑問なのが、美容成分は飲むべきなのか、化粧品として塗るべきなのかということ。
まずセラミドですが、先に述べたようにセラミドは化粧品が浸透する範囲に存在しています。つまり、サプリメントやドリンクでセラミドを摂って皮膚に届くまで待つよりも、肌から補った方が効率的。
一方、ヒアルロン酸やコラーゲンは分子が大きく、化粧品を塗っても、もともと存在している場所まで届きません。もともとある場所に届けて働かせるためには、美容外科で受けられる注射が有効です。サプリメントやドリンクも化粧品と同様で、科学的には飲んでも、もともとある場所に届かないと考えられています。
しかし、実際にはサプリメントを飲んで肌のコラーゲンが増えたという研究結果もあるのが事実。まだまだ解明されていない美容成分の実力が、今後明らかになるかもしれませんね。
いかがでしたか? 以上のように、美容成分の性質に合わせて補い方を変えてみてくださいね。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131017-00083315-biranger