特にブーツを履く今の季節になってくると、気になってくる脚のむくみ。朝はすんなり履けたブーツやパンプスが、夕方になるとパンパンになってしまう、そんな経験がある方は多いでしょう。

リンパの流れが悪くなるからとか、水分を摂りすぎてるから、などとさまざまな説が言われていますが、むくみ脚の原因を追及してみましょう。



■問題なのはリンパではなく血流

脚がむくむ原因は、「ブス脚の原因“脚のむくみ”が起こるメカニズムを解明!」でもご紹介したように、身体の老廃物や疲労物質を流すリンパが滞ることが定説とされてきました。しかし、このリンパが原因で脚がむくんでいる人はごく一部で、大部分は静脈の血流がよく流れていないことが原因であることがわかってきました。

血流が悪くなると水分状の血漿成分が細胞間に漏れ出します。それがむくみという症状になって身体に表れてくるのです。



■むくみ対策にはふくらはぎの筋肉が必要

では脚の血流がなぜ悪くなるか考えてみましょう。心臓から下半身に流れてきた血液が、重力にさからって再び心臓まで戻るには、ふくらはぎが必要です。ふくらはぎの筋肉が収縮すると、ポンプのような役目を果たし、血液を心臓まで戻してくれるわけ。

だからふくらはぎの筋肉が少ないと、どうしても脚の血流が滞ってしまいがちになるのです。その証拠に、むくみ脚に悩んでいる人は、男性よりも筋肉量の少ない女性に多くいます。



■どうやったら筋肉アップできる?

ふくらはぎの筋肉をつけるのに一番簡単な方法は歩くこと。たまにジムに行って運動するよりも、毎日少しでも歩くことの方が、下半身の筋力アップには効果的です。駅の階段の上り下りや、毎日の通勤時にちょっとでも多く歩くように心がけるといいでしょう。

仕事がデスクワークという人は、昼休みには近くを散歩するなどして、一日中デスクに座りっぱなしという状況を避けることが賢明です。それでも脚がむくんでしまったら、ふくらはぎの筋肉とつながっている足首を動かすことが大事。椅子に座ったままでいいので、1時間に15回ずつ、足首を前後に動かすようにするとむくみにくくなります。



毎日よく歩くことがむくみ脚の予防になるなんて少し意外な感じがしますが、メカニズムを知れば納得できますね。このほかにも「もうむくまない!輝く“美脚”を手に入れる簡単な習慣4つ」でご紹介した方法も取り入れて、今年こそむくみ脚にさよならしましょう。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131018-00083684-biranger