メタボリックシンドローム(メタボ)は、痩せている人にも起こりうるということは広く知られるようになりました。しかしここにきて、メタボは皮膚の老化、シワ形成に拍車をかけているということが再春館製薬所の研究で明らかに!
一見つながりのないように思えるこのふたつの現象、一体どうして関連しているのでしょうか?
■アンジオポエチン様因子2はメタボの引き金
温度などの環境が変わっても、人体は一定の体内状況を保とうとする働きがあります。この恒常性の維持機能に異常をきたすことが、生活習慣病やガンにつながる原因だと言われています。
メタボの引き金と言われている”アンジオポエチン様因子2”は、体に必要な成分でもあるのですが、活発に動き、必要以上に増加した際、シワを促進することにつながる炎症系物質を多く作り出すことが確認されてしまったのです。
さらに潤い肌に必要なコラーゲンを壊してしまう酵素が、活性化してしまうこともわかったそうです。こうしてメタボの引き金と言われる”アンジオポエチン様因子2”が増加すると、皮膚の老化が進むという研究発表がされました。
■正しい靴選びをしてとにかく歩く!
研究結果を読み解くと、メタボを防ぐことがシワ防止になるとも言えます。メタボと診断されてはいないものの、数値が危ないという人にお勧めなのが、正しい靴を選んで毎日歩くことです。いままで運動をしていなかった人が急にマラソンを始めたりすると、関節を痛める原因になるのでまずは歩くことから始めましょう。
大震災の後、20km歩けるパンプスを作ろうと考案された『All day walk』はイタリアのアパレルメーカー、ユナイテッド カラーズ オブ ベネトンとスニーカーを作り続ける会社のアキレスの技術に、順天堂大学バイオメカニクス研究所の協力を得て20km歩いても疲れないパンプスに仕上がったそうです。
歩く機能に優れた靴なら、会社帰りにも最寄り駅の一駅手前で降りて歩いて帰ることも苦にならなそうです。パンプスなので仕事中もオフィスルックに違和感なく馴染んで、足元も快適に過ごせますね。オフィスではどうしてもヒール派!という人は、スニーカーを常備するなどして長時間歩いても疲れない靴を用意しましょう。
メタボ解消の一貫として、急激に無理な運動はせず、安全に歩ける靴で毎日体を動かすことが大切です。
その他、食べ物に気を遣うなど、メタボ対策をすれば健康になる上シワが防止できるということを思い出して、健康的ですべすべなお肌を手に入れてくださいね。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131017-00010006-biranger