日本航空(JAL)<9201、株価 - チャート>が小幅安。SMBC日興証券では16日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を7200円から6800円にそれぞれ引き下げている。

14年3月期は13年9月中間期(4-9月)の好調な旅客需要などを反映し、連結営業利益予想を1650億円(前期比15.5%減、従来1600億円、会社側計画は1400億円)に上方修正。一方で、羽田空港国際線発着枠の不利な配分による15年3月期以降の国際線供給見通しの下ブレ、人件費や燃油費の継続的増加などにより、15年3月期の連結営業利益予想を1600億円(従来1650億円)に下方修正している。

業績予想修正に伴い、目標株価が引き下げられている。また、14年3月期、15年3月期連続減益という予想業績モメンタムの弱さ、現状株価と目標株価のカイ離がセクター内において中位になることから、投資判断も引き下げられている。

17日の終値は、前日比10円安の5860円。