ANAホールディングス<9202、株価 - チャート>が小動き。SMBC日興証券では16日付で、投資判断を「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)(強気)に、目標株価を280円から290円にそれぞれ引き上げている。

14年3月期は国際線の増便遅延や中国路線需要回復の遅れ、LCC子会社の一時運休などにより、連結営業利益予想を970億円(前期比6.6%減、従来1050億円、会社側計画は1100億円)に下方修正。半面、想定以上の羽田国際線発着枠獲得に伴う供給拡大を背景に、15年3月期以降は大幅増益に転じると予想。連結営業利益について、15年3月期1170億円(従来1120億円)、16年3月期1360億円(同1310億円)に引き上げている。

業績予想修正に伴い目標株価も引き上げられており、投資判断も中期的成長余力拡大見通しに加え、現状株価と目標株価のカイ離がセクター内で上位になることから、「1」に引き上げられている。

17日の終値は、前日比1円高の218円。