こんな形でお酒を飲んでしまうと眠れない!「油ぽい食事と酒はNG。胃が活性化する」
500人の実験協力者には、20種類の実験を実施。お酒の「飲み方」と「睡眠」の関連性を調べるために行われた実験では、実験協力者たちの睡眠中の脳波の状態をモニター。そこから、私たちの知られざる事実が明らかとなりました。
■お酒の「量」と「食事」
深い眠りを求めて寝酒をする習慣のあるアナタには朗報!実験結果からは、「少量のお酒は効果的」であるということが明らかに。これは、少量のアルコール分には、脳内で「短い脳波」を作りだす効果があるからだそうで、レム睡眠(身体は寝ているのに脳は起きている状態)にならないよう働きかけてくれるのだそうです。
この「短い脳波」は、身体の粘膜などを修復するための「自然治癒物質」を脳に分泌してもらうのに必要不可欠だそうです。
しかし、ここで飲み過ぎてしまうと睡眠中に脳内を刺激してしまい逆効果になります。油分の多い食材を食べると二日酔いにならない、と思われがちですが、これも大きな間違いなのだそう。
油分がアルコール分を吸収し、胃袋内で膨張してしまうので、胃が活性化してしまい何度も夜中に目が覚めてしまうことに。飲んだ後のラーメンやマックは控えた方が良いかもしれません。
■女性は特に気をつけて
お酒の「適量」は人それぞれ、とは言うものの、実験で「酔った際の身体の状況」には男女で大きな差が見られました。実験では、協力者全員に「酔うまで」飲んでもらい、そのまま就寝してもらい脳波をチェック。
すると、女性の方が明らかに「眠りが浅い」という結果に。何度もトイレに目が覚め人のほとんどが女性だったそう。この背景には「代謝力」があるそうで、女性の方が男性よりも代謝機能が良いということが理由みたい。
■「睡●●」「睡眠導入剤」とお酒は絶対に混ぜない
もともと眠りの浅い人、睡●●を服用している人は要注意!お酒には脳内で分泌されるメラトニンの効力を妨げてしまう物質が多く含まれているので、せっかく良かれと服用したお薬も意味のないことになってしまいます。
そして、アルコール分には上半身の筋肉(特にのどや鼻腔(びくう)の筋肉)の働きを抑えてしまう作用があるので、もともと眠りの浅い人は呼吸困難などからくる不快感によって、さらに眠れなくなってしまう場合が多いみたい。
働いている女性に「禁酒」は難しいもの。かといって、眠れないのは美容と健康に影響が行くので、それもそれで困りますよね。お酒は適量に、水分をマメに飲む、薬と合わせない、ということが重要ポイントなようです。「もう知っているわ」なんて言わずに、悪循環に陥ってしまう前にもう一度改めてみて!