間違ってる!洋服をバクテリアの温床にしてしまう洗濯の習慣「バスタオルは3回に1回洗うが正しい」
冷水で洗う、ジーンズやシーツはあまり洗わない、といった習慣は、実は身の回りをバクテリアだらけにしてしまいます。正しい洗濯のしかたをご紹介します。
みなさん、ジーンズは何回はいたら洗っていますか?パジャマは?シーツは?「でも生地が傷むのは嫌」「臭いが気になったら洗う」なんていっているあなたの服には、バクテリアがうようよしているかもしれませんよ!
アメリカ・クリーニング協会が、洗濯の頻度について推奨基準を発表しています。
・ベッドシーツは最低2週に1回。汗をかく季節はより頻繁に洗う。
・パジャマは3、4回着たら洗う。パジャマを着る前にシャワーを浴びる人は、もう少し着てもOK。
・バスタオルも3、4回に1回。使用後は干してよく乾かす。
・下着、靴下、レギンス、Tシャツ、タンクトップなどは一度着たら洗う。ただしブラは2、3回に1回。
・シャツやチノパンなどは、汗をかいたり汚していなければ2、3回に1回。
・ジーンズは基本的に3回に1回。
・スーツは、ウールなら3、4回に1回、化繊なら4、5回に1回クリーニングへ。ただしタバコなどの習慣や職場環境によってはより頻繁に洗った方がいいことも。
・ただし真っ白の衣類やシルクは少しの汚れが致命傷になります。毎回洗いましょう。
・シミはその場で処置!可能な限り早く落とす努力をしましょう。
もっと洗ってるよ!という人もいれば、こんなに頻繁に洗わなきゃいけないの?と驚いた人もいるでしょう。大切なのは回数だけではありません。菌を寄せ付けない洗濯の仕方を専門家の方々に教えてもらいましょう。
ウーマン&ウーマンヘルスケアセンターのマーセルさんは、「お湯で洗うこと」を推奨しています。「冷たい水は、洗剤を溶けにくくするだけではありません。洗剤やブリーチの効果はお湯の方が高く、冷水だと殺菌が十分でないことがあります。特に赤ちゃん用品は、お湯で洗うほうがいいでしょう」
ベビーセンターのオザードさんは、洗濯機自体の殺菌が重要だと言います。洗濯機の使用後に空脱水をして乾燥させたり、お湯と洗剤で空洗い、すすぎ、空脱水をすることで、洗濯機を清潔に保つことができるのだそう。
また、「外に干して乾かすことも効果的」とオザードさん。エコなだけでなく、殺菌効果が高いので、温水で洗えなかった時でも外に干せればバクテリアの心配はほとんどなくなるのだとか。しっかり乾いていることを確認しましょう。
あなたの洗濯の仕方は大丈夫そうですか?家族の健康を守り、洋服を大切に切るためにも、ぜひ確認してみてください。