東京個別指導学院<4745、株価 - チャート>が上伸し、一時30円高の244円を付ける場面があった。午前10時26分時点で20円高の234円となり、東証1部値上がり率3位にランクされている。9日引け後、13年8月中間期(3-8月)の単体決算発表とともに14年2月期の単体業績予想を上方修正し、好感された。
通期業績見通しは、売上高が前回予想の137億4700万円から142億1100万円(前期比9.2%増)へ、営業利益は同9億100万円から11億8000万円(同64.7%増)に上積みされた。新規入会者数が大幅に増加し、夏期講習会も好調だっため、収益が拡大する。今期は、5教室の新規教室開校や、顧客の利便性や収益性向上を目指した教室移転・リニューアルなどを進めている。
中間期決算は、売上高が66億8800万円(前年同期比7.9%増)、営業損益は7900万円の赤字(前年同期は2億3400万円の赤字)だった。なお、9月18日に上方修正済みで、赤字幅が縮小した。
同時に、12年10月5日付で発表した中期経営計画「Shining☆2016」を見直し、目標最終年度を1年前倒しするとも明らかにした。16年2月期に売上高163億円以上、営業利益23億円以上を目指し、先行きの成長路線も評価された。