山崎製パン<2212、株価 - チャート>が9日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では8日付で、レーティングを「アウトパフォーム」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1370円から1130円にそれぞれ引き下げている。

同証券では、13年12月期第3四半期(13年7-9月)の販売状況が会社側計画を下回っている状況を鑑み、業績予想を下方修正。連結営業利益について、13年12月期241億8000万円(前期比2.3%減、従来260億円、会社側計画は250億円)、14年12月期252億円(従来282億円)、15年12月期265億円(同287億円)と試算している。

今後の株価下落リスクとしては(1)取引先のCVSにおけるPB商品との競争激化でNBの販売数量が長期的に鈍化するような構造変化が生じること(2)第1-3四半期決算減益率が第1-2四半期累計(前年同期比25%減)より大幅となること――株価上昇リスクとして(1)再度の値上げ(2)TPPにより小麦の関税自由化が本格化し、採算改善の可能性を市場が好感した場合――を挙げている。

9日の終値は、前日比6円安の987円。