<短期金融市場> 17時55分現在
無担保コール翌日物金利 0.068%(速報ベース)
3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限) 99.780(─0.010)
安値─高値 99.780─99.790
無担保コール翌日物金利は0.065%中心での取引。主な取り手は地銀、信託などで、朝方は0.07%で取引される場面もあった。もっとも、当座預金残高が98兆円台と9月27日以来の高水準まで増加。資金余剰感の強まりで、金融機関の調達需要は限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートは発行要因で強含み。東京銀行間取引金利(TIBOR)が引き続き低下基調。先行きの金利低下が見込まれている。2カ月物国庫短期証券入札の結果は、市場の事前予想と一致した。落札利回りは前回比較で上昇したが、0.05%台という結果から、しっかりした需要があるとみられている。
ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。前日に買われた反動から売りが出た。出来高は伴ってきている。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証) 144.38(─0.01)
安値─高値 144.31─144.45
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.650%(変わらず)
安値─高値 0.655─0.645%
国債先物は小幅続落。前日の米国市場で、米財政協議に進展が見られず、株安が進行。リスク回避の流れから、朝方は買いが先行。もっとも、高値警戒感が浮上する中、利益確定売りが出たほか、日経平均株価が売り一巡後に上昇に転じたことも上値を重くした。後場も戻り売りが優勢だった。現物債では超長期ゾーンが強含みで推移したことが目立った。10日の30年利付国債の入札を前に8日は調整地合いとなったが、入札を無難に通過すると見た銀行勢と思われる先回り買いが観測されていた。5年債利回りは上昇。きょうオファーされた日銀の国債買い入れオペで残存3年超5年以下に関して甘めの結果になったことが影響した。長期ゾーンは先物主導の展開でさえない。2年債利回りは基調的には強い展開。
国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比1銭安の144円38銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp高い0.655%に上昇。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 4.0─4.5bp
銀行債(みずほ) 5年 12─13bp
地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp
電力債(東電) 5年 320─350bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20が小幅ワイド化した。プレミアムは96ベーシスポイント(bp)と、前日引け(95bp付近)よりも1bp高い水準で取引が成立。8日の米国市場で株安が進み、CDS指数も上昇するなど連邦債務上限引き上げ問題の行方を警戒した動きを反映したという。もっとも、9日の東京市場で株価が上昇し、円高も一服したことから、さらなるワイドに歯止めをかけたという。
<スワップ市場>スワップ金利(16時56分現在の気配)
2年物 0.27%─0.17%
3年物 0.30%─0.20%
4年物 0.35%─0.25%
5年物 0.42%─0.32%
7年物 0.58%─0.48%
10年物 0.84%─0.74%