東京計器<7721、株価 - チャート>は官公庁向けの各種装置に対応した油圧システムを設計から製造まで一貫して行うほか、防衛・通信機器に強みを持ち、船舶港湾機器や油空圧機器なども手掛ける。

14年3月期予想の連結経常利益は前期比10.6%増の21億5000万円。「船舶関連は厳しいが、防衛・通信機器は増収増益を見込む。油空圧は増収減益となる見通し。4月から稼働を始めたベトナム工場で費用負担が利益を圧迫する」(CSR推進室)という。

防衛・通信機器は能力向上に向けたF15戦闘機の機体改修などが中心。油空圧のベトナム工場稼働効果は15年3月期から本格化してくる見通し。期末一括配当の3円は継続する。

テクニカル上では、サポートラインとして機能を果たす25日移動平均線近くまで下げてきたことで、短期調整も最終段階を迎えつつあるようだ。

8日の終値は、前日比8円高の284円。