(カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

終値      6365.83(‐71.45)

前営業日終値   6437.28(‐16.60)

クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

終値      8555.89(‐35.69)

前営業日終値   8591.58(‐31.39)

CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

終値      4133.53(‐32.05)

前営業日終値   4165.58(+1.33)

<ロンドン株式市場> 続落し7月以来3カ月ぶり安値で引けた。弱い英小売売上高や証券会社の投資判断引き下げで小売株が下落した。米財政問題も引き続き市場心理を圧迫した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は71.45ポイント(1.11%)安の6365.83。出来高は90日平均の88%と低めだった。

英小売協会(BRC)が発表した9月の小売売上高は2カ月連続で伸びが鈍化した。

小売株指数<.FTNMX5370>は1.9%下落。

マークス・アンド・スペンサー(M&S)<MKS.L>は3.4%安となった。ドイツ銀行は同社の通期利益見通しを2%下方修正し、バーンスタインは同社の投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げた。

BHPビリトン<BLT.L>も1.9%安。9月の中国サービス部門購買部担当者景気指数(PMI、季節調整済み)の低下が重しとなった。

FT100種総合指数の構成銘柄は売上高で米国への依存が強いため、DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>など他の欧州指数よりも米財政問題の影響を受けやすい傾向がある。

<欧州株式市場> 下落。米債務上限の引き上げ期限があと9日に迫る中、財政協議の行き詰まりをめぐり懸念が高まっている。

また医療テクノロジーのゲティンゲ<GETIb.ST>が業績見通しを下方修正したことで売られ、ヘルスケアセクター全体の下げを主導した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.82ポイント(0.79%)安の1231.27。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.69ポイント(0.67%)安の2903.35。

ゲティンゲは商いを伴って10.3%急落。買収の業績押し上げ効果の遅れや為替変動などを理由に、利益見通しを下方修正した。

STOXX欧州600ヘルスケア株指数<.SXDP>は1.2%下落。

ノバルティス<NOVN.VX>は1.25%安、グラクソ・スミスクライン<GSK.L>は1.1%安。JPモルガン、ベレンベルグによる株価目標引き下げが弱材料となった。