米財務省が8日実施した300億ドルの4週間物財務省短期証券(Tビル)入札(ダッチ方式)は、最高落札利回りが0.350%と2008年10月以来の高水準となった。

米債務上限引き上げ期限が来週17日に迫る中、政府と議会がデフォルト(債務不履行)回避に向け合意できるのか懸念が高まっている。

最高落札利回りは、米2年債の利回り水準まであと0.02%ポイントに迫った。

利回りが5年ぶりの水準に上昇したにもかかわらず引き合いは弱く、応札倍率は2.75倍と、2009年3月以来の水準に低下した。