8日の東南アジア株式市場の株価は、ジャカルタ市場の総合株価指数が終値ベースで2週間ぶり高値を付けた。インドネシア中央銀行が予想通り政策金利を据え置いたことを受けて、銀行株が上昇を主導した。

バンコク市場のSET指数は、中小型株への安値拾いの買いが入る中、終値ベースで約2週間ぶり高値に上伸した。

ジャカルタ市場の総合株価指数<.●●SE>は3営業日ぶりに反発し、1.32%高の4432.51と、終値ベースで9月24日以来の高値で引けた。国営ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)<BBRI.●●>と国営マンディリ銀行<BMRI.BK>が特に買われた。

バンコク市場のSET指数<.SETI>は1.37%高の1434.06と、終値ベースで9月25日以来の高値で終了。7日と4日で合わせて約1%下げていた。活発に取引された銘柄では、果汁大手ティプコ・フーズ<TIPC.BK>が約20%急伸した。

他の市場は、アジア株全般に足並みをそろえ、より小幅な上昇だった。この日発表された9月のHSBC中国サービス業購買担当者景況指数(PMI)で、同国のサービス業の景気が引き続き拡大していることが示され、政府閉鎖が2週目に入った米国のデフォルト(債務不履行)への懸念が幾分和らいだ。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.32%高の3146.50、クアラルンプール市場の総合株価指数(KLCI)<.KLSE>は0.04%高の1777.50で終了。マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.18%高の6454.86。ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は0.35%高の502.22。