(カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

終値      6437.28(‐16.60)

前営業日終値   6453.88(+ 4.84)

クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

終値      8591.58(‐31.39)

前営業日終値   8622.97(+25.06)

CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

終値      4165.58(+ 1.33)

前営業日終値   4164.25(+36.27)

<ロンドン株式市場> 反落。米債務上限引き上げの期限が17日に迫る中、財政協議の行方をめぐる懸念が地合いを圧迫した。また中国経済の減速懸念から、高級ファッションブランド、バーバリー<BRBY.L>が売られた。

年初来好調だった銘柄の一角に利益確定の売りが出た。イージージェット<EZJ.L>は2.9%安。スポーツ・ディレクト<SPD.L>は4.3%値を下げた。

FT100種ボラティリティ指数<.VFTSE>はこの日、3週間ぶりの水準に上昇した。

市場関係者によると、ロイヤル・メールの新規株式公開(IPO)に備え、一部でポジションを手仕舞う動きも出た。

世銀が中国の2013、2014年の経済成長見通しを下方修正したことで、中国経済をめぐる懸念が再燃し、鉱山株やバーバリーが売られた。

バーバリーは商いを伴って1.2%安。同社のアンジェラ・アーレンツ最高経営責任者(CEO)は仏経済紙レゼコーとのインタビューで、中国の景気減速は高級ブランドにとり一時的なものにとどまらない可能性があるとの見方を示した。

<欧州株式市場>  薄商いの中、マイナス圏で取引を終えた。事態打開の兆しが見えない米財政協議をめぐる懸念が重しとなっており、主要株価指数はおよそ1カ月ぶりの安値で引けた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.65ポイント(0.21%)安の1241.09と、終値で9月9日以来の安値をつけた。米財政協議のこう着を受けて市場では様子見ムードが強まっており、出来高は90日平均の82%にとどまった。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.27ポイント(0.18%)安の2923.04。

仏経済紙レゼコーとのインタビューで、英バーバリー<BRBY.L>のアンジェラ・アーレンツ最高経営責任者(CEO)が中国の景気減速は高級ブランドにとり一時的なものにとどまらない可能性があるとの見方を示したことが嫌気され、同セクターに売りが広がった。

バーバリーは1.2%安。仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>は1.1%、スイスのリシュモン<CFR.VX>は0.9%それぞれ値を下げた。

米財政協議をめぐる懸念にもかかわらず、相場はこれまでのところ比較的底堅さを維持しているが、米債務上限引き上げ期限が近付くにつれ、売りが加速し始める可能性があるとの見方も出ている。

BNPパリバ・フォルティス・グローバル・マーケッツの調査部門責任者、フィリップ・ジゼル氏は「懸念が高まるのに伴い、現在の水準から5%程度の調整が入る可能性がある」と予想している。