7日のロンドン株式市場は反落。米債務上限引き上げの期限が17日に迫る中、財政協議の行方をめぐる懸念が地合いを圧迫した。また中国経済の減速懸念から、高級ファッションブランド、バーバリー<BRBY.L>が売られた。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は16.60ポイント(0.26%)安の6437.28。

年初来好調だった銘柄の一角に利益確定の売りが出た。イージージェット<EZJ.L>は2.9%安。スポーツ・ディレクト<SPD.L>は4.3%値を下げた。

FT100種ボラティリティ指数<.VFTSE>はこの日、3週間ぶりの水準に上昇した。

市場関係者によると、ロイヤル・メールの新規株式公開(IPO)に備え、一部でポジションを手仕舞う動きも出た。

世銀が中国の2013、2014年の経済成長見通しを下方修正したことで、中国経済をめぐる懸念が再燃し、鉱山株やバーバリーが売られた。

バーバリーは商いを伴って1.2%安。同社のアンジェラ・アーレンツ最高経営責任者(CEO)は仏経済紙レゼコーとのインタビューで、中国の景気減速は高級ブランドにとり一時的なものにとどまらない可能性があるとの見方を示した。