<3630> 電算システム 1107 -2電算システム<3630>は、独立系総合型情報処理サービス企業であり、GoogleApps販売代理、BPO(業務プロセス継続的アウトソーシング)などを手掛ける情報サービスと、コンビニエンスでの決済サービスを主力とした収納代行サービスの2つの事業を展開している。

7月30日に発表した上期(1-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比5.3%増の121.28億円、営業利益が同51.7%増の5.27億円と増収増益となり、過去最高業績を更新した。セグメント別でみると、収納代行サービス事業の売上高が61.14億円となっており、創業来の事業である情報サービス事業の売上高60.14億円を上回った。情報サービス事業では、自動車オークション業向けシステムやクラウド関連の売上が順調だった。収納代行サービス事業では、新規取引先の確保と決済処理件数が順調に推移した。

通期の業績見通しは期初計画を据え置き、売上高が前期比8.3%増の253.00億円、営業利益が同11.8%増の10.10億円としている。通期計画に対する上期営業利益の進捗率は52.2%と順調である。

下期に向けての取り組みとして注目すべきは大きく2点。まずは、11月開設予定のデータセンターや国際送金サービスなどの新規事業を軌道に乗せること。次に、GoogleApps関連のクラウド案件や、収納代行、BPOなど、ストック事業を更に強化することとしている。