寄り付きの東京株式市場で日経平均は小反発。前週末の米国株が上昇したことに加え、日経平均は前週に約5%下落し短期的に売られ過ぎとの見方から押し目買いが先行した。

4日に4―9月期利益予想の上方修正を発表した三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が買われるなど銀行株が堅調。情報・通信、証券もしっかり。

米財政問題をめぐる協議に具体的な進展はなく、買い一巡後は上値が重い。債務上限引き上げの事実上の期限とみられる17日までに与野党がまったく合意に至らないリスクは低いとの見方が多いものの、米議会の混乱が長引けば経済への悪影響も出てくるとみられている。11日にオプションSQ(特別清算指数)算出を控え1万4000円の攻防も意識されている。