7日の日経平均株価は前週末比33円48銭高の1万4057円79銭で寄り付き、反発のスタートとなった。前週末4日の米国株式が、週末を控え買い戻しが優勢となり3日ぶりに反発した流れを受けた。ただ、米国での予算案成立に不透明感が漂うなか、為替相場がやや円高に振れていることなどもあり、上値は重い展開となっている。東証業種別指数は全33業種のうち、値上がりは10、値下がりは23。

業種別では、JAL<9201、株価 - チャート>やパスコ<9232、株価 - チャート>など空運株、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>など銀行株が上昇。NTT<9432、株価 - チャート>、KDDI<9433、株価 - チャート>など情報通信株や、住石HD<1514、株価 - チャート>、国際帝石<1605、株価 - チャート>など鉱業株も高い。Jフロント<3086、株価 - チャート>、イオン<8267、株価 - チャート>など小売株、フルキャストHD<4848、株価 - チャート>、よみうりランド<9671、株価 - チャート>などサービス株に買いが先行している。日通<9062、株価 - チャート>、ヤマトHD<9064、株価 - チャート>など陸運株や武田薬<4502、株価 - チャート>、アステラス薬<4503、株価 - チャート>など医薬品株も堅調。

個別では、前週末4日引け後、13年9月中間期の連結利益予想を上方修正した三井住友<8316、株価 - チャート>が続伸。半面、前週末4日引け後、13年11月期第3四半期(12年12月-13年8月)の連結決算で減収営業減益となった不二越<6474、株価 - チャート>が6日続落。13年8月中間期と14年2月期の連結業績予想を下方修正した、吉野家HD<9861、株価 - チャート>が8日続落となっている。

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り1650万株、買い1970万株で、差し引き320万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時29分時点の東京外国為替市場は、1ドル=97円台前半(前週末4日終値は1ドル=97円08-10銭)、1ユーロ=131円後半(同132円21-25銭)で取引されている。