<3831> PBITS 1625 -18パイプドビッツ<3831>は、「情報資産の銀行」 をコンセプトとして、クラウド型の「スパイラル」など情報資産プラットフォーム事業を展開する企業である。

30日に2014年2月期の上期(3-8月)の連結業績を発表。売上高が12.04億円、営業利益が2.22億円、経常利益が2.24億円、純利益が1.36億円と、ほぼ計画線に沿った水準で着地した(前年同期は単独決算のため比較していない)。スマートフォンやクラウドの企業利用の拡大などを追い風に、情報資産プラットフォーム事業が引き続き好業績を牽引した。

同社が重要な経営指標と位置づける「有効アカウント数(継続利用中の顧客数)」については、第1四半期末の5663件から6597件へと拡大し、今第2四半期で934件増(約16%増)となった。主力の「スパイラル」では第1四半期末比74件増の2984件へと、会計クラウド「ネットde会計」および「ネットde青色申告」では同40件増の1549件へと、それぞれ順調に有効アカウント数を増やしたほか、グループウェア機能とWebサイト編集機能を備えた「スパイラルプレース」では無償版から有償版への切り替えが奏功、有償版の有効アカウント数が第1四半期末の746件から1488件へと今第2四半期でほぼ倍増となった。

また、5月に実施された「AKB48 32ndシングル選抜総選挙」では、過去最高の264万票超の投票数があった中で、第三者機関として投票システムの構築・提供及び結果集計を目立ったトラブルなく遂行するなど、ネット選挙の次の段階として期待されるネット投票の実現を将来的に見据えて着実に事業展開している。なお、政治・選挙プラットフォーム「政治山」においては、第2四半期中に立て続けに新サービスを開始した。

通期業績は4月に発表した計画を据え置き、売上高30.00億円、営業利益7.00億円、経常利益7.00億円、純利益4.20億円とした。