翌朝、周囲から出世を期待される半沢に対して、
「2階級特進だって不思議はない」
 など、銀行内ではサプライズ昇進が噂となるほどだった。
 ところが、半沢が頭取の待つ部屋に入ると、冒頭のような仕打ちが待っていた。結果は「東京中央銀行」の子会社「東京セントラル証券」への出向だった。