起業家やプロフェッショナルを中心としてシンガポールで活躍する個人にフォーカスしてきましたが、シンガポールで最大のイベントであるF1のシンガポールGPを観戦しましたので、今回は個人でなくイベントについてレポートします。

約7万席が完売したシンガポールGP

 シンガポールGPは、2013年のレースカレンダーにある全19戦の中で唯一のナイトレースであり、かつモナコGPと2つのみである公道での開催と、非常にユニークなイベントであることもあり人気で、約7万あるシートもほぼ完売だったようです。例年、観客の約4割を外国人が占めていることも、シンガポールGPの特徴です。

 シンガポール・マレーシアで提携している不動産仲介会社の社長に、私達夫婦と東南アジアの不動産投資を積極的に行っている弊社のお客さま達を呼んで頂きました。シートはスタートラインのほぼ真横にあるスイートルームで、飲み放題・食べ放題で観戦するという非常に贅沢な環境でした。スイートルームの中はクーラーが効いていることも、夜になっても熱いシンガポールでF1を観戦するには快適でした。

 スイートルームが並んでいる建物の中にはスパサービスまで準備されていて、レースが始まってしばらくすると観客達で混み合っていました。スイートルームは、1席あたり50万円以上もするらしいのですが、さすが好景気のシンガポールで周りのスイートルームを含めて満員になっていました。ほとんどが企業による接待需要のようです。

 招待頂いた社長によると、昨年までは丸テーブルだったのが、今年から長方形のテーブルに代わって、同じサイズのスイートルームに倍近くの観客を詰め込むようになっていて、「さすが、抜け目のないシンガポールのやることだ」と苦笑していました。もちろん、今年の席でも十分に広く、このような贅沢なシートでF1を観戦するのは初めてだったので、とても気分が高揚しました。