丸一鋼管<5463、株価 - チャート>が反発。野村証券では9月30日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は2990円から3050円に引き上げている。

同証券では、15年3月期以降の業績予想を上方修正、あわせてDCF法に基づく目標株価を引き上げている。足元で主原料の熱延コイル価格の上昇による採算悪化リスクがあるものの、「製品である鋼管価格への転嫁も徐々に進んでおり、懸念は不要であろう」としている。また、海外では米国などで徐々に成長戦略が進展しており、15年3月期以降には一定の収益貢献が予想される状況にあるとコメント。国内の高収益構造に加え、海外でも成長が期待できる銘柄として、評価がさらに高まる余地は大きいと判断するとしている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期180億円(前期比16.8%増、従来180億円、会社側計画は174億円)、15年3月期190億円(従来185億円)、16年3月期205億円(同195億円)と試算している。

10月1日の終値は、前日比24円高の2462円。