特殊合成ゴムでは世界トップクラスの日本ゼオン<4205、株価 - チャート>が3営業日続落し、サポートラインとして機能してきた25日移動平均線を2カ月弱ぶりに下回った。
13年9月中間期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比64.7%増の170億円(期初予想は130億円)、14年3月期予想は前期比19.0%増の300億円(同270億円)となる見通し。「アジアを中心に位相差フィルムが伸び、円安で為替差益も生じた」(IR担当者)という。
もっとも、円安は原材料高につながるが、輸出の伸びとの相殺では、1円の変動で約3億円のプラスメリットをもたらす見通し。期末配当の6円は継続、年間では1円増配の13円を予定している。
直近1-2カ月間のパフォーマンス比較では、日経平均株価を上回っており、業績評価や値動きの良さに着目した買いが優勢となっている。
30日の終値は、前日比5円安の1252円。