マイスターエンジニアリング<4695、株価 - チャート>は、ファシリティ関連(ビルの施設管理・点検整備)と、メカトロ関連(半導体製造装置中心のメンテナンス)の2本柱で展開している。

14年3月期予想の連結経常利益は前期比24.6%増の7億5000万円。ファシリティ関連では、「太陽光発電パネルの施行工事を中心に好調が続いている」(経営企画室)という。基幹業務のビルマネジメント業務では、復興需要に加え、今後、五輪需要も加わり、都市インフラに必要なワンストップ体制の技術サービスへの引き合いが増える見通し。一方のメカトロ事業では、自動車関連企業を中心とした需要が増加。「人員を強化し、稼働率が高まっている」(同)という。

中間期5円、期末10円(年15円)の配当は継続する。業績を取り巻く環境は明るく、切り口も多彩。見直し買いに弾みがつけば、年初来高値(569円、3月22日)は通過点となりそうだ。

24日の終値は、前週末比5円高の529円。