寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落。下げ幅は一時100円を超えた。前週末以降の米国株安や円高を受けて主力輸出株を中心に売りが先行した。不動産、金融など内需系もさえない。
日本の連休中に米連邦準備理事会(FRB)当局者が依然として年内に金融緩和の縮小に着手する可能性があると示唆し、米金融政策への不透明感が広がっている。10月からの新会計年度を控え米債務上限引き上げ問題をめぐる懸念も出ている。
一方、あすに9月中間期の配当権利付き最終売買日を控え、売り急ぐ投資家は少ない。法人実効税率の引き下げを含む政策への期待感や企業業績の上振れ期待が下支えし、売り一巡後は下げ渋る展開となっている。
(前営業日比)
日経平均<.N225> 14626.04 -116.38
日経平均先物中心限月<2JNIc1> 14580 -100