ついに発表されたアップルのiPhoneの新機種「iPhone 5s」と「iPhone 5c」。だが、これまでiPhoneを扱ってこなかったNTTドコモがiPhoneを販売するというニュースの方に驚いた人も多いのではないだろうか。ではなぜNTTドコモは、このタイミングでiPhoneの販売に踏み切ったのだろうか。国内の携帯/スマートフォン市場にはどのような影響が起きると考えられるのだろうか。
iphoneの世界市場におけるシェアは日本を除いてandroidに奪われている。アップルにとって最大のお客は日本である。その日本でau・SBへの乗り換えによる流出があるにせよ、docomoの国内シェアは40%台でアップルから見れば魅力的な市場だ。国内で苦しむdocomoは、従来型の携帯電話からスマホに切り替えることで、潜在需要をスマホへ移行を狙って夏の2トップ戦略を行ったが厳しい結果に終わった。この需要を獲得したいのかdocomoはiphoneを販売、アップルはdocomoに供給したのかもしれない。双方が抱える悩み、どちらが折れたかによっては今後を大きく左右する出来事だと思う。