北海道、東北、四国の3電力は1日、家庭向け電気料金を値上げする。値上げ幅は、北海道電で平均7・73%、東北電で同8・94%、四国電で同7・80%となる。原発が止まって火力発電の燃料費がかさむなどしたためで、政府の認可がいる本格的な値上げは、東北、四国電が33年ぶり、北海道電が32年ぶりだ。

 いずれも政府に値上げを申請し、8月6日に認められていた。企業向けも北海道電が平均11・0%、東北電が同15・24%、四国電が同14・72%、それぞれ値上げする。

 月に260~300キロワット時使う「標準的な家庭」が9月に実際に支払う金額は、原油価格などの変動を料金に自動的に反映させる燃料費調整制度による上乗せ分を反映し、北海道電が7030円、東北電が7481円、四国電が7467円となる。