パチンコホールがカジノ以上に神経を尖らせている

パチンコホールがカジノ以上に神経を尖らせているのは、来年4月にも引き上げられる予定の消費税率アップの問題だ。
 現在、ホールでは貸玉料金の中に消費税額が含まれる内税方式を採用している。貸玉は1玉4円なので、客が支払う純粋な料金は3.81円、消費税額は0.19円だ。等価交換のホールならば、この1玉あたりの消費税額0.19円は、すべてホール側の負担ということになる。
 貸玉料金を変えずにこのまま内税方式を取り続けると、消費税が8%に上がった場合0.30円、10%に上がった場合0.36円がホール負担となる。1玉あたりで考えるとわずかな金額だが、台売上平均2万円で設置台数400台のホールが1年間営業したとすると、5%→8%で約1500万円、8%→10%でさらに約1000万円の負担増になる。それだけの利益が吹っ飛んでしまうのだ。