序文
画像に写っている部分は、平安時代の三筆の一人・橘逸勢の筆と伝えられる『伊都内親王願文(いとのないしんのうがんもん)』の冒頭部分です。
書かれている文字(翻刻)と、その現代語訳は以下の通りです。
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### 翻刻(書き起こし ※右から順)
* **1行目:** 菩薩戒弟子從五位下橘朝臣平子内親王
* **2行目:** 奉納山階寺東院西堂香燈讀經料事
* **3行目:** 側聞惟父恒母慈悲
* **4行目:** 之者從二上大覺(※草書体の崩し字)
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### 現代語訳(この部分の意味)
* **「菩薩戒を受けた弟子であり、従五位下・橘朝臣の平子内親王が、山階寺(やましなでら)の東院西堂における香燈(仏前の灯火や線香)および読経のための費用を奉納する件について。」**
* (3〜4行目以降)**「伝え聞くところによれば、思うに父は常に、母の慈悲は……」** と、両親への深い追慕の情や、今回の願文を立てた趣旨へと続いていきます。