FbgはAα鎖(アミノ酸数610個)、Bβ鎖(461個)、γ鎖(411個)の3種ポリペプチド鎖から構成されている。2量体で(Aα-Bβ-γ)2と表されるFbgは1分子中に58個のシステインを有し、全てが同一ポリペプチド鎖内あるいはポリペプチド鎖間でS-S結合している。
フィブリノゲン(Fbg)は血液凝固反応の最終段階でトロンビンの作用によりフィブリン(Fbn)に変化し、血液凝固・止血・血栓形成だけでなく、創傷治癒、炎症、血管新生、妊娠継続および細胞あるいはマトリックス間の相互作用などに関与する分子量340kDaの糖タンパクである。