眼科学の教科書には蒙古ひだという言葉は載っていません。代わりに内眼角贅皮(epicanthus)という言葉でこの蒙古ひだの事を説明しています。ただし600ページ以上ある本の内容としてはあまりにもそっけなく、たった2行程度で「上眼瞼よりの皮膚の襞が内側に向かうために、内眼角部や涙球が覆い隠される状態。(眼科学 メディカル葵出版)」と説明されているだけです。それ以外ではDown症候群や胎児期アルコール症候群といった先天性疾患の身体的特徴として多少触れられています。