犬で分離不安になっている子の場合でも、長時間の留守番をする前に、じっくりと時間をかけて留守番の練習をして、「飼い主さんは必ず帰ってくるから一人のお留守番は怖くない」という認識を持てるように、経験を積ませておくことがとても大事です。
「飼い主がちゃんと帰ってきた」と確かな信頼を得ていくことで、ペットの不安な気持ちをコントロールすることができるようになってくるのです。
多くの猫は、基本的に一人の時間を自分自身で楽しく過ごせる子が多いです。数時間のお留守番であれば、寝たり、じゃれたりと一人の時間も楽しんでいるようです。
ですが、一人が得意な猫の場合でも、やはり2~3日空ける場合には、
ペットシッターなどを利用し、
・ご飯をしっかり食べているか
・トイレはゆるくなっていないか
・毛玉を吐いていないか
・目やにや皮膚のトラブルはでていないか
など、お留守番によるストレスがかかっていないかどうかチェックするとよいでしょう。
3.お留守番の時間も快適に過ごすには?
愛するペットには、お留守番の時間も楽しく、快適に過ごしてほしいですよね。
まずは快適に過ごせるような「環境」を整えることを始めてみましょう。
■ごはん
猫ちゃんであれば、最近だと自動給餌機を利用されている方が多いですね。タイマー式になっており、決められた時間に決められた量のごはんが自動ででてきます。
一度に多く上げて食べすぎてしまうといったトラブルを避けることができます。
飼い主さんと会話できるタイプやカメラがついているものなどもありますので、
しっかりごはんを食べているか確認することができるのも良い点です。
犬の場合でも自動給餌機は使用できるのですが、やはりお留守番を得意としていない子については、人がしっかりと一食ずつあげることが望ましいでしょう。
食欲が減っていないかどうかなどもチェックする必要があります。
■お水
お水はお皿に入れてあげるのが通常という場合でも、お遊び中にお皿をひっくり返してしまい、お水がこぼれてしまうこともありますので、
お留守番の場合には、お水は最低でも二カ所は用意するようにしましょう。
お皿タイプのものだけでなく、自動給水機や、ゲージに取り付けるタイプのものなど、種類もペットの性格に合わせてあげるようにしましょう。